大阪弁だけではない

他の地方の方々に誤解されてしまっていますが、“近畿地方の方言=関西弁=大阪弁”ということではないんです。
先ほどの『近畿だけでも10以上!』のページで列挙してみましたが、近畿地方の人々が話すことば・方言は調べられただけでも十数種類もあったんです。近畿地方出身者としては、他の地方の人達に、「関西弁ってひとくくりにしやんといて!近畿地方は大阪弁だけちゃうねんで!」と声を大にして言いたいです。

実際に高校、大学と進学していき、それぞれの地方・地域出身者の人が集まるその幅が広がってくると、同じ近畿地方出身者の間でも“方言ギャップ”に驚かされる場面が頻繁に起こっていました。
ベースにあるのは、京に都があった頃から明治維新の頃まで全国の共通語だったとも言われる“京ことば”や、絶大な力を持つ“大阪弁”ですから、大まかな部分は同じです。でもその中でも「(自分の話す関西弁と比べて)なんかイントネーションおかしくない?」とか、「なんか似てるけど、ちょっと言い方違うのね?」だとか、「ん?それどうゆう意味?(同じ関西弁のはずやのに)意味が分からない!」ということがしばしばありました。
でもそんなところも面白く、いつしか自分になかった表現も真似して使うようになっていたりして、自分の基本的な“関西弁”からは変化してきていると思います。きっとこれまでの方言の歴史にも同じようなことが起きていたのでしょう。ということは今この瞬間にも方言は変化していて、さらに細分化もしくは、共有するものが増えて同一化してきているのかもしれません。